最近よく見かける「糖質オフ」や「糖質ゼロ」の商品。
健康志向の人や痩せたい人が意識的に選んでいるように思います。
『糖質ゼロだから太らない』『普段飲むビールを糖質オフに変えたから痩せられる』
そんな風に思っていませんか?
糖質オフや糖質ゼロの商品を食べても太る可能性は十分あります!それどころか、糖質オフを選んだことによって太りやすくなる可能性も・・・💦
パーソナルトレーナーとして働いていた時にクライアントの方があらゆるものを糖質オフの食品に変えていました。でも逆に食欲が増してしまい、体重が増えてしまったのです!
え?どうして食べる量が増えるの?と思いますよね。そこには危険なカラクリがあったんです!
今回は【知らないと後悔する糖質オフ・糖質ゼロ食品の落とし穴】について紹介します!
この記事を読めばなぜ糖質オフで太るのかを知ることができ、糖質をカットした商品を正しくダイエットにとり入れることでダイエットが成功しやすくなります!
ぜひ最後までご覧ください♪
糖質オフ・糖質ゼロはどんなもの?

まずは糖質オフと糖質ゼロの違いについて話していきます。
そもそも【糖質】とは身体のエネルギー源となる【炭水化物】の一部です。炭水化物は糖質と食物繊維から構成されています。
糖質ときくと甘いものを浮かべるかもしれませんが、砂糖や水あめなどのように「甘い糖質」、米や小麦粉、イモなどのデンプンのように「甘くない糖質」があります。
ダイエット糖質を制限しようとするのは、糖質の摂取量が多いと血糖値が上昇し、それに応じて「インスリン」というホルモンが分泌され、各細胞にエネルギー源として運ばれ、血糖値が下がる代わりに余った糖が脂肪になるため糖質を摂りすぎると脂肪がつきやすくなってしまうんです。だから糖質の摂取量を少なくしてインスリンの働きを穏やかにして太りにくくするというわけです。
ダイエットには欠かせない【糖質】との関係ですが、最近増えている糖質オフや糖質ゼロの商品。思わず手に取りたくなりますが普通の食品と比べて本当に糖質がカットされているのでしょうか?
糖質オフは明確な基準無し
糖質オフと表示できる基準はないので、科学的根拠に基づいて販売者の責任で表示します。
比較対象食品に比べて低減されていれば「糖質オフ」と表示できるんです。つまり、各メーカーが過去に販売された同商品などと比較し、糖質が低くなった場合に表示されています。
だから、糖質オフ食品を購入する前に栄養成分表示を見てどのくらい糖質が含まれているのかをしっかり確認しましょう!
糖質ゼロは「0」ではない
一方、糖質ゼロは食品表示基準に定められています。
食品100g当たり(飲料については100ml当たり)0.5g未満の糖質を含む食品
「糖質ゼロ」といっても、糖質が全く入っていないわけではありません。
こういった糖質オフ・糖質ゼロをうたった食品の多くは「人工甘味料」といって低カロリーで砂糖より甘みの強いものが使われています。
糖質オフ食品でどんどん太る・・・

たとえばスーパーでもよく見かけるようになった『糖質オフビール』各メーカーから登場していますよね!糖質が全く入っていないわけではないにせよ、普通のビールに比べて糖質がカットできるので嬉しいですよね!
でも、きちんと知らないと糖質オフビールに変えたことで逆に太ってしまう人もいます!
糖質オフでどんどん太る理由とは何でしょうか?
理由①“安心感”から食欲が増す

健康やダイエットに良いとされる『糖質オフ』のビールを選んで、それを飲んでいることに対する安心感から飲み過ぎや食べ過ぎてしまう傾向にあります。それが太る原因です。
ビールを飲むと太ると言われることがありますが、ビールと一緒に食べるつまみで太るんです。
ビールに含まれるホップの成分や炭酸が胃を刺激し、食欲増進効果が生まれるからです。さらにお酒を飲むと味が濃いものや揚げ物など脂っこいものを食べたくなります。
『糖質オフのビールだから少しくらい多めに食べても大丈夫♪』こんな安心感からどんどん食べてしまうのです💦
だから、ビールの糖質を気にするよりも、おつまみとして食べるもののカロリーや栄養を気にした方がよっぽどダイエットがうまくいきます。
理由②人工甘味料の中毒性

『もっと甘いものが食べたい・・・』
これがダイエット中の超キケンな思考です。特に甘いものは中毒性があるので要注意!
そして人工甘味料はほとんどが砂糖よりも甘みが強いんです。一般的なジュースよりも糖質オフの方が甘みを感じることもあります。
糖質が少ないからと過信してたくさん食べていくうちに舌が麻痺して少しの甘みでは満足しなくなってしまいます…。また、甘いものを食べているのに血糖値が上がらないので脳が異常をきたし、より甘いものを欲する可能性があります…恐ろしいですよね💦その結果自然と甘さを求めるような身体になり、最終的には太ってしまうというわけです。
『糖質オフ』『糖質ゼロ』という甘い言葉には少し気をつけた方が良さそうです。
まとめ

糖質オフや糖質ゼロ食品で太ってしまうメカニズムを紹介しました。
糖質がカットされていることによって心理的に食べ過ぎ・飲み過ぎになってしまったり、人工甘味料により脳や舌が麻痺してしまう可能性があります。
取り入れる際には摂取量や他の食事とのバランスをきちんと考えましょう!
糖質オフの食品は他にも、こんにゃくを使った麺などもあり、うまく取り入れることによってダイエットも成功に導かれます!
ぜひ参考にしていただけたらと思います♪
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